ドイツ大学の入学要件を徹底解説
日本の学歴で進学する方法(修士課程)

ドイツの大学院(修士課程)への進学は、学士課程以上に「一貫性」と「専門性」が重視されます。日本の大学を卒業(または卒業見込み)の方がドイツの修士課程を目指す際、知っておくべき要件と注意点を詳しく解説します。

修士課程進学のために知っておくべきキーワード

入学要件を確認する前に、ドイツの大学院選びで頻出する用語を整理しましょう。

学士課程と同じ、または非常に関連性の高い分野で進む修士課程です。ドイツのほとんどの修士はこの形態です。

学士とは異なる分野でも応募可能な課程ですが、数は非常に限られており、実務経験が求められることもあります。

欧州全域で使われる単位基準で、1 ECTSは25〜30時間の学習時間に相当します。ドイツの学士課程卒業には通常180〜240 ECTSが必要です。

 

  • 日本からの履修単位の換算: 日本の大学の単位(Credit Points)をECTSに換算する公式な統一数式は存在しません
    最終的な判定は、各ドイツ大学の審査担当部署またはuni-assistが行います。

  • 換算の目安: 過去の実績や傾向に基づくと、多くの場合 「日本での1単位 = ドイツの2 ECTS」 として計算されるのが一般的です。

    • 例:日本で124単位を取得して卒業した場合 → 約248 ECTS相当。

  • 注意点: 大学や学部によっては、より厳しく審査されるケースもあります。
    場合によっては 1単位 = 1.7〜1.8 ECTS 程度で計算されることもあります。

定員制限の有無。人気学部(NCあり)では、大学時代の成績(GPA)が非常に重要になります。

大学での成績を数値化した平均点です。ドイツの大学院(特に定員制限のあるNCコース)では、この数値に基づいて選考が行われます。

 

  • 出願の目安: ドイツの修士課程に出願する場合、一般的にドイツ式成績で 2.5 以上が最低条件とされるケースがほとんどです。
    人気のある大学や学部では、さらに高い成績(1.5〜2.0以上)が求められることもあります。

  • 日独の評価システムの違い: ドイツの採点方式は日本とは「逆」の設定になっている点に注意が必要です。

    • ドイツ: 1.0(最高) ~ 4.0(合格最低点)~ 5.0(不合格)

    • 日本: 通常 4.0 や 100点(最高) ~ 0点(最低) 日本の成績は、出願時に「バイエルン方式(Bayerische Formel)」という計算式を用いてドイツ式に換算されます。
      数値が「小さければ小さいほど優秀」と見なされるのがドイツ流です。

Uni‑assist(正式名称:Arbeits‑ und Servicestelle für Internationale Studienbewerbungen e.V.)は、ドイツにある非営利機関で、海外留学生用の大学出願書類チェック代行の有料サービス。ドイツ国内の約170〜180大学が加盟する団体です。

uni-assistを通じて発行される、学位の有効性を証明する書類です。